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あなたの身近にも…?OB・OGじゃないのに同窓会に来る厄介な人々

これはSNS時代の悲劇かもしれない

OB・OG会での“先輩”への違和感

「お久しぶり。ご活躍だね。頑張ってるじゃないか。先輩として嬉しい限りだよ」

コロナ騒動が今ほど拡がりを見せていなかった今年2月初旬、東京都内で開かれた大学の体育会系剣道部のOB・OG会での席上、金融機関勤務のAさん(48)は、同じ剣道部に在籍していたという“先輩”からこう声掛けされた。

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これにAさんは言いようのない違和感に襲われた。その“先輩”は、同窓会での席上、20歳以上年下の現役生に向かってこう話しかけてもいる。

「君たちは、僕らOBの誇りだよ。これからもわが大学剣道部のために頑張れよ」

この“先輩”が発した言葉を聞いたとき、Aさんは、心の奥底ではあるものの、こう叫ばすにはいられなかった。

「アンタ、たかだか1年しかうちの部に居なかったはずだろう? OB面してるんじゃねえよ。ただ、うちの部にしばらく籍を置いていたというだけだろう」

 

たかが大学の部活動での同窓会かもしれない。だが、体育会系の部活動に属していた者にとって、共に苦労した同級生という横の繋がりはもちろん、先輩・後輩という縦の関係は絶対である。

とはいえ、それは、ただ単に、年や学年が上、いわゆる「飯の数」だけで、無条件に「先輩」として尊敬され、奉られるものではない。先輩として後輩に信頼されるだけの実績と引退まできちんと活動を続けた経験、そして人徳を備えてこそのもののはずだ。