コロナ下で増加している、中高生の妊娠相談。性の健康に関する啓発活動を行っているNPO法人ピルコン代表の染矢明日香さんが、自身の団体で行っている妊娠相談に寄せられた内容をもとに、その実態について教えてくれました。

『親に知られず中絶したい…』10代の妊娠に社会ができること」では、10代の妊娠に対してどんなサポートを行っていけばいいのか、染矢さんが他NPO団体に取材しまとめています。本記事と併せてお読みください。

※以下、染矢さんによる寄稿。

自粛期間中、10代からの性の相談が2倍に

休校措置がとられた2020年3月から、各メディアで若者の妊娠相談が増加しているという報道がありました。「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の運営で知られる熊本・慈恵病院や、兵庫の「小さないのちのドア」など、各地の複数の相談窓口で相談の増加が報じられ、「#中高生の妊娠相談」がツイッターのトレンドにも上がり話題になりました。

筆者が代表を務めるNPO法人ピルコンが運営するメール相談も、その例外ではありません。ピルコンは、無料で性の健康についてのメール相談を受け付けており、助産師や看護学生らを中心に運営しています。ピルコンでの10代からの性の相談は2019年9月~2020年2月までの半年間では月平均50件だったのに対し、3月は98件、4月は97件と約2倍に増加し、5月では75件と未だに高い水準が続いています。

ピルコンメール相談相談件数推移(2019年12月~2020年5月/NPO法人ピルコン)

中でも、「生理が遅れ妊娠したかもしれない」「生でしてしまったけれどこれって妊娠しますか?」「コンドームを使ったけれど妊娠が不安」など、思わぬ妊娠への不安や避妊に関する相談が月40件程と多くありました。