アパレル販売が激変…なぜか「客」も「店」も郊外への大移動が始まった!

“通勤激減”でトレンドが変わった…
小島 健輔 プロフィール

オフィスや街角で周囲の目線に晒される機会も減り、ターミナルの繁華街や商業施設に立ち寄ることもめっきり減るから、お洒落に気を使って高いブランド商品を購入することも稀になっていく。ビジネススーツやパンプスなど、特別の機会しか着ないフォーマルみたいになり、代わりに小ぎれいな普段着カジュアルやスニーカーが生活の大部分を占めるようになる。

気負わない普段着を買うなら生活圏の商業施設で十分だし、そんなニューノーマルの中で“普段着のお洒落”という新しい楽しみ方も芽生えていくのではないか。

革靴やパンプスからスニーカーへ photo/iStock
 

都心店から「人」と「店」が去っていく

これまでアパレル店舗が都心の百貨店や駅ビルに集中していたのは、多くのブランドが揃って集客力も販売効率も高かったからだが、ウイズ・コロナで“三密”回避が求められて客数が制限され、かつてのような高い販売効率は望めなくなる。

顧客にしても、感染リスクの高い繁華街に出かけるのは避けたいから、なるべくECや生活圏の店舗を選択することになる。

多くのブランドを見比べられる都心店のメリットも、ウェブルーミング(事前にECやSNSで見比べて出かける店を選択し、商品も取り置いてもらう購買行動)が定着した今日では絶対的魅力ではなくなった。ECからC&C(クリック&コレクト)で近所の店舗に取り寄せれば試したり受け取ったりできるし、交通費と時間をかけ感染リスクまで負って出かける必要はない。

結果として都心店舗の販売効率が落ちる一方で生活圏店舗の販売効率が上昇し、都心店舗は高い家賃(百貨店は歩率という売上手数料)に見合わなくなる。

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