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日本人の生活に絶対不可欠となった「冷凍食品100周年」その軌跡

今や国内消費量300万トン時代に

巣ごもり生活を余儀なくされた新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言。スーパーから食品が無くなるほどの混乱を経て、宣言解除となった今、「新しい日常」と言われても売場には少し非日常感が漂います。

春から食品業界は大混乱、主食系の商品を中心にさまざまな加工食品が、増産の対応や販売調整に四苦八苦しました。家庭用冷凍食品は、そんな食品の代表選手のひとつです。

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「助かる」「美味しい」と頼りにされた家庭用

朝昼晩3食を家庭内で、となると、その調理と後片付けが大変な負担。調理が簡単でスピーディ、そして美味しい冷凍食品が頼りにされたということです。

学校が休校で給食もないけど親は仕事、という困難なシーンでも、子どもたちは電子レンジなどで冷凍食品を簡単に調理、火の気の心配もなく安全に食事ができました。

商品によっては食器洗いすら必要ないものまで。冷凍野菜も重宝されました。素材系から美味しいレストラン風の料理まで、品揃えが充実しているのが冷凍食品です。

一方、業務用の冷凍食品需要はほぼストップ。在庫はパンパン、早期の市場回復を願うばかり、といった声が聞こえてきます。

今年開催されるはずであった東京オリンピック。各国の競技関係者が来日して、さらに観戦インバウンド(訪日旅行)の食需要が急伸するもの期待されていましたのでなおさら、開催延期のショックは大きかったのです。