海を守る、持続可能な社会への方法は、様々にあっていい――。各国のユニークな取り組みからは、文化の違いも見えてきます。一市民が立ち上げたプロジェクトから、企業が主体となり、世界へと広げようとする海のための動きまで、多様な一歩をご紹介します。

誰かにとってのごみが、
創造のピースに

SCRAP PDX アメリカ

毎月9トンもの多様な寄付が届き、整理される。想像が膨らむユニークな素材の宝庫だ。

まだ使い道のあるものが廃棄される事実に耐えられなくなった米国、ポートランドの先生と環境学者のグループが、それらを集めて販売したのが99年の〈SCRAP〉の始まり。

子供と大人に向けた工作クラスも開催されている。

取り扱うものは寄付でまかない格安で販売。“創造的再利用(クリエイティブリユース)”のハブとして君臨している。工作用品はもちろん、誰かの古い手紙、昔の切手、動物の骨や角(!)など、思いもよらないものまでが陳列。レスキューする量は年約100トンにも及ぶ。

手作り感あふれる外観。

近年、同活動に賛同する都市が増加中。全米6都市で〈SCRAP〉が立ち上がり、昨今のリサイクルムーブメントを象徴する。
scrappdx.org