日本を代表する憧れリゾートの一つである星野リゾートは、なぜこれほどまでに多くの人を引きつけるのでしょうか? ホテルジャーナリスト・せきねきょうこさんが各施設の魅力を紐解きます。

今回は、せきねきょうこさんが「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」を愛する理由をご紹介。景観・客室・料理・アクティビティ・アートの5つのポイントについて、じっくり語っていただきました。

POINT 1:ランドスケープ(景観)

世界でも稀な豊かな森と渓流、
未来に残したい自然!

深い森の中を流れる渓流は1928年に天然記念物に指定。岩の上に茂る植物にも生命力を感じる。

日本列島の自然は多様性のある四季で構成され、そのお蔭で、人や野生動物に多くの恵みをもたらす豊かな森が残されているのです。ここ東北地方に残るブナの森や、ケヤキやサワグルミ、シオジ、トチノキなどが多く生育する渓流沿いの渓畔林(けいはんりん)など、今では希少となった雑木林には、自然界の多様性を観ることができます。

奇岩も小さな岩も同様に、手つかずの渓流には同じ景色は一つもなく、フォトジェニックな情景に、カメラのシャッターは何度も押される。

八甲田山と十和田湖の間に位置する「奥入瀬渓流ホテル」は、世界的にも貴重となった落葉・広葉樹林の原生林であるブナの森と渓畔林の麓で、逞しく水を湛えて流れる渓流の傍らに佇み、訪れるゲストを心底から休息の時間へと誘っています。人が何度もこの地をリピートするのは、自然のパワースポットに惹かれるからでしょう。

POINT 2:客室

渓流のせせらぎ音に心癒やされ
窓の景色に奥入瀬の四季を観る

渓流和室(44㎡)。渓流に面した落ち着いた部屋でゆったりとした時間を過ごす。

全187室、数多くのタイプがあり、広さは28㎡~68㎡。洋室、和室、露天風呂付き客室(テラスと露天風呂付き)、優雅な特別室(90㎡前後の洋間+和室)など、実に様々なタイプが揃っています。

朝目覚めベッドで過ごすまどろみの時間、窓に映る絵画のような森を眺め自然との一体感を満喫。

目の前に渓流が見渡せる部屋は人気のため、早い者勝ちかもしれません。またペット(ワンちゃん)と一緒に泊まれるペットルーム(33㎡+18㎡のプライベートテラス)も用意され、空いていればリクエストが可能。

POINT 3:料理

夜はグランドキュイジーヌ、
朝は爽やかな「渓流テラス朝食」を!

入り口にリンゴのシャンデリアが飾られた「青森りんごキッチン」。リンゴ王国青森ならではのリンゴ文化を丸ごと楽しめる、郷土色豊かな楽しいレストラン。

青森と言えばリンゴでしょう。ホテル内には「青森りんごキッチン」というビュッフェレストランがあり、リンゴを丸ごと味わえるオリジナルリンゴメニュー、郷土料理が自慢です。

フレンチの伝統に敬意を払い、洗練された料理を提供する「Sonore(ソノール)」で、優雅なフランス料理を。山海の幸が豊富な青森食材を、シェフが丁寧に調理。極上ワインとのコラボレーションは大好評。
「鮪のオペラ仕立て 帆立貝とイカのムース」。下からホタテ貝とイカのムース、生のりのペースト、隠し味にマグロの魚醤を使ったマグロのタルタルの3層になった夏の前菜。

また、2019年7月10日に誕生した新しいフランス料理レストラン「Sonore(ソノール)」では豊富な山海の幸を活かした、青森生まれの新フレンチに挑戦。

この日のメインは魚介と肉のコンビネーション「仔鳩と鮑のトゥルト(パイ包み) 鮑の肝のサルミソース」。パイの中にはホウレンソウも。カブ、ピューレ・アピオス(ほど芋)添え。

「魚介類と肉類の組み合わせた料理は絶品」とシェフ。磁器やガラス器など、器にもこだわっています。※時期により、提供内容、食材の産地が異なる場合があります。

事前予約制の「渓流テラス朝食」では、テラス席で3段の器に盛られた料理が運ばれる。スモークサーモンのオープンサンド、チキンタルティーヌ、キッシュ、ミネストローネスープなど、ざっと10種類以上。

一方、朝の爽やかな渓流の傍らでいただく「渓流テラス朝食」も大好評。彩り豊かな食材で作られた洒落た洋朝食が、渓流に沿ったテラスでは、まるでアウトドアのピクニックのように遊び心たっぷりにプレゼンテーションされます。