2020.06.06
# 韓国

文在寅の大誤算…日本からの「報復ブーメラン」で韓国経済は大ピンチへ!

いよいよ日韓関係は最悪の局面へ
武藤 正敏 プロフィール

常に自分たちが正しいと考える政権

4月の総選挙で不幸だったことは、文政権が一時的に新型コロナを封じ込めたことで、人気が高まり、これまでの政権の危険な体質、内政、外交、経済等あらゆる部門での失政を正しく評価されることなく(拙著『文在寅の謀略――すべて見抜いた』参照)、与党が勝利したことである。

その中には、親日排除を徹底し、日韓関係を破局に導こうとしている事実も含まれる。

慰安婦問題では、せっかくまとめた2015年の合意を、挺対協、正義連と政権が結託して反故にした。元徴用工の問題では、国交正常化時に解決済みの問題を一方的に再提起して、日韓間の信頼関係を損ねた。日本の自衛隊機に対するレーザー照射問題、自衛艦旗掲揚拒否問題など、これまでの緊密に行われてきた、防衛協力を棄損した。竹島問題では一層の強硬姿勢を示している。

独善的、一方的な措置は、日韓関係ばかりでなく、国内問題では一層激しくなっている。

文在寅の「独善化」は加速する photo/gettyimages
 

内政では、チョウ・グク前法務部長官、共に国民党に入党した尹美香(ユン・ミヒャン)議員に絡む巨額の不正問題について国民の世論を無視して政権与党ぐるみでもみ消そうと企んでいる。その際、チョウ・グク氏や、尹美香氏を批判するのは親日派の工作であるとする、全くいわれのない、議論のすり替えを行い、左派系市民団体を動員して国民感情を惹起し、政権を批判する世論を抹殺している。

こうした政権与党の体質に鑑みれば、輸出規制の問題を元徴用工の問題で取引しようとする主張が、全く的を得ていないと判断するような政権ではない。常に自分たちの主張を国内的に押し通すことで、反対派を封じ込めてきたのは、今の韓国の保守が分裂し、弱いからである。それと同じことを日本に期待することは無理であることがわからないのであろう。

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