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24人の肥満女性が「体重増加を食い止めた」意外なトレーニング法

毎日30分の瞑想で

食事療法よりも効果アリ?

簡単な認知行動療法に基づいた食事のとり方、たとえば、怒りでキャンディーが食べたくなった時にそれを防ぐために、「自分は怒りを抱いているから甘いものが食べたくなってしまったのだ」と意識することで、感情に振り回されて余分なものを食べないようにするなどの方法や、ストレスを軽減するテクニックがあれば、食事を制限せずに、体重増加を防ぐことができることについて、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のJennifer Daubenmier博士らがJournal of Obesityオンライン版に発表しました。

 

この研究は47人の女性を対象に行われ、24人の肥満女性に9週間、週に1回2時間半の講義(ストレスを軽減する方法、ストレスを受けることで、食欲が増したり、脂肪細胞が増えたり、肥満になってしまう可能性があることなどについての説明、上記のような認知行動療法に基づいて食事をとる方法)を聞き、6週間目に7時間の瞑想トレーニングを行いました。

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その後、毎日30分の瞑想トレーニングを行うことと、食事の時に認知行動療法に基づいた思考をとるように指導されました。残りの23人は対照群として何も指導しませんでした。

その結果、ストレス軽減法や認知行動療法を学んだグループでは、コルチゾールの値が減少し、ストレスも軽減されており、さらに体重の増加もなく、内臓脂肪が減少していることも明らかになりました。

研究者らは、肥満者がただ単に食事制限をするのではなく、何をどの程度食べるかについて、自分の空腹感や満腹感といった感覚に注意を払うトレーニングをすることで、体重増加を予防することができ、自分の感情に意識を向けずにただ食事の量を減らすよりも、根本的な体質の改善につながるのではないかと述べています。