本連載が一冊の本『沼で溺れていたけれど』にまとまりました。

女とお金を軸に「愛・社会・しがらみ」をめぐり、意図せず沼に溺れた女性や、溺れることを決めた女性たち…その体験の先でそれぞれが見つけたものは、何だったのか? 連載時には書ききれなかった「その後の話」を新たに書き下ろしたインタビューエッセイ集です。

2年を経てDM越しに再会

新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言が解除された。飲食店だけではなく、百貨店なども営業を再開し、街にも行き交う人が増えてきた。ぱっと見は、自粛前と変わらない風景である。

しかし、行き交う人たちはしっかりマスクをしているし、電車でもしゃべり声や笑い声はかなり少なくなった。ソーシャルディスタンスの概念は浸透していて、私の会社でも、顔をあわせての打ち合わせなどはまだ認められていない。ライターとしての取材も、今はビデオ会議オンリーで行っている。

「新しい生活様式」という言葉の下、私たちの日常はこれからも変容していくようで、ライターとしては、取材の「ネタ探し」に難儀している。街に出て人に会わないと、自分なりのアイデアや人脈に行き当たることが難しいのだ。

果たして次のゲストをどうしよう……と悩んでいたタイミングで、北海道在住のTwitterフォロワー・ZさんからのDMが舞い込んできた。

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