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生産性が下がる?子育てが楽になる?「リモートワーク」3つの誤解

人と人の信頼関係を問う「新しい働き方」
マネー現代編集部 プロフィール

「もともとせっかちなので、やらなければならないことを後ろ倒しにするのが苦手なんです。はやくやれば失敗をリカバリーできますが、後ろ倒しにしてしまったら100パーセントの出来になることはありません。会社は楽しいですが、評価はシビアです。仕事は成果で決まるものですから」

西田さんの例はほんの一例だが、急激な社会変化に対応できる人材とは、変えることのできない状況を受け入れ、制約がある中でも自分が最も効率よく仕事ができる方法を見つけ出せるパワーがある人だ。それでも、仕事と育児の両立を取り巻く環境は極めて厳しい。弱音を吐くこともある。

働く子育て世代は日本を支える重要な世代だ。新型コロナウイルスの、さらにその後のリスクに備え現在は、始業と終業を報告するスタイルだが、「ジョブ型」の勤務とその適正な評価の運用がさらなる働きやすさにつながることは明らかだろう。

 

誤解3 会社にいないと生産性は下がる?

リモートワーク=生産性が下がる、は勘違いでした

そう語るのは、スマートフォンのゲームコンテンツや情報サイトなどを運営する株式会社エイチームで社長室 IR/PRグループで働く安藤春香(32)さん。名古屋に本社を置く同社は、4月6日より全社員を原則、在宅勤務とした。また、6月以降も8月31日まで在宅勤務を継続することを発表している。

「まず通勤時間が削減できたのが大きいです。私は地元の駅から名古屋駅まで片道約1時間、往復2時間をかけて通勤していたのですが、その時間が丸々浮いて。仕事以外に、運動や家事にあてることができたので、生活の質が上がっている実感があります」

他にもリモートワーク以前と比べて、時間を有効活用する意識が芽生えたという。

「社内が広いので、会議のための移動時間も結構ありました。その時間が削減できたのは助かっています。また、これまでは、『アポの時間を使い切る』クセがありました。それも効率化の妨げだと気づきました。1時間の会議だったら、終了時刻に合わせるようにきっかり1時間使ってしまう。しかしオンライン会議では用件が終了すれば、時間が余っていればそのまま終了でき、次の仕事に取りかかれる

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