しばらく前、ジムでアジア系アメリカ人男性と日本人女性のこのような会話を聞いて、思わず吹き出してしまった。

男性「Do you have a boyfriend? (君、ボーイフレンドいる?)」
女性「Yes, I have lots of boyfriends.(うん、たくさんね)」
男性「WHAAT!?(ええ!?)」

英語では「ボーイフレンド」「ガールフレンド」は、真剣な関係にある彼氏、彼女という意味がある。ところが日本語では単なる友達という意味だから、この女性の「男友達はたくさんいるよ」というニュアンスが、男性には「うん、彼氏はたくさんいるの」と伝わってしまい、残念なことに男性はドン引きしてしまったのだ。

アメリカではカップルの“お試し期間”がある

言葉だけでなく、日米には恋愛文化にも大きな違いがあるように思う。日本では比較的簡単に彼氏・彼女という関係に陥るが、アメリカではお互いをボーイフレンド、ガールフレンドと呼び合う関係に至るまでの「dating(デーティング/デートすることの意)」に時間をかけ、相手をじっくりと見定める。

ただ、お試し期間とはいえ、何度もデート出かけ、人によっては体の関係もあるので、実質的には付き合っていることと変わらない。ただ、このデーティング期間はあくまで“お試し期間”なので、お互い他の人ともデート(およびその他)をしてもよいというのが暗黙の了解だ。

写真はイメージです(以下同)〔PHOTO〕iStock

そして、デーティングにはなんと、11項目にも及ぶ“暗黙のルール”(女性からの視点)がある。アメリカで10代後半から30代前半まで過ごした筆者は、このルールを女友達からダメ出しされながら、知識として叩き込まれた。

日本で暮らしているのだから、そんなルール知る必要もないと思うかもしれないが、心理戦を駆使したものなので、参考になる部分もあるのではないだろうか。

ルール1:自分から誘ってはいけない

男性には“追いかける”狩猟本能があるから、というのが主な理由だ。それでは、どうやって男性に自分を誘わせるのか。目が合ったときににっこりと笑ったり、話すときに目をみつめたりして、相手に気のある素振りを見せるのだとう。これを英語では「Flirt(フラート)」という。

そうは言っても、向こうが非常に内気な場合もある。そういうときは、こちらから「デート」ではなく、パーティーやイベントに誘うのはアリ。

ルール2:メッセージに即レスしてはいけない

彼からチャットアプリなどでメッセージが来ても、既読スルーを最低でも数時間し、できれば最初のメッセージは1~3日ほど放置する。その理由は、自分は充実した忙しい生活を送っていることを知らせるため。好きな仕事や趣味もなく、恋愛を通して男性に依存する女性は魅力的ではない、という考え方なのだ。そういった弱い部分につけ込もうとするロクでもない男性からの自衛でもある。

そして3日後にレスをしても返事をよこさない男性は、そもそもお手軽な体の関係を求めているのだから、忘れたほうが賢明。