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投資の神様バフェットも心酔!あの名著が教える「強い心」のつくり方

世界的ベストセラーを読んでわかること

いまも通じる「黄金の法則」

人間関係やリーダーシップに関する書籍は、古今東西いろいろ出版されてきましたが、その中でも全世界でトップクラスの人気を誇るものといえば、80年以上前にアメリカで刊行されたデール・カーネギーの『How To Win Friends and Influence People』(邦題『人を動かす』創元社)でしょう。

 

「相手をほめる」「いつも笑顔で」といった簡単で効果抜群な対人関係のコツを、具体例を交えながらわかりやすく説明していることから、これまで多くの人々をひきつけてきました。

「投資の神様」として名高いウォーレン・バフェットや、フォードとクライスラー両社の社長を歴任した「アメリカ自動車業界の象徴」リー・アイアコッカ、旧ソ連の書記長ミハイル・ゴルバチョフ、さらには長谷部誠選手や矢沢永吉さんなど、業界を問わずさまざま人たちがカーネギーの影響を受けたと伝えられています。

6月17日ごろ発売となる『英語で学ぶ カーネギー「人の動かし方」』(講談社現代新書)では、その原書の初版から厳選したアドバイス(法則)を英文で提示しつつ、それらにまつわるエピソードや彼の主張を私なりの解釈に基づいて、日本語で説明しています。

つまり、原書から引用した英文には全訳を付記し、語句の意味や解説を充実させましたので、辞書がなくても読むことができるのです。

たとえば、多くの友人ができて幸せになれるという「黄金の法則」については、下のように記しています(本文より)。

ご覧の通り、いわば一冊でみなさんの人間関係力と英語力の両方を豊かにすることを目指した、一石二鳥の本なのです。

執筆中驚いたのは、カーネギーの法則には、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスといった起業家たちの生き方やビジネスの進め方と重なる部分があった、ということです。詳細については本書に記しましたが、いつの時代でも通用するカーネギーの洞察力にはあらためて敬服しました。

もっとも、「いまに通じる」のはビジネスシーンばかりではありません。