航空自衛隊公式サイトより

ブルーインパルスと「河野太郎防衛相の野心」共感のウラにあるもの

なぜ「発案者は自分」と明かしたのか

「好評」とみて態度一変

航空自衛隊のアクロバット飛行専門チーム「ブルーインパルス」が、新型コロナウイルス感染者の治療にあたる医療従事者を激励するため、東京都心の上空を舞った。青空に白いスモークを残して、一糸乱れぬ陣形で飛行する姿は医療従事者ばかりでなく、多くの人々の共感を呼んだ。

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河野太郎防衛相は、このイベントを発案したのは自分であると2日の定例会見で明らかにした。後手後手に回った新型コロナ対策や東京地検の黒川弘務検事長に関する諸問題で、安倍晋三内閣の支持率がガタ落ちする中、一人だけ好感度アップに成功した形といえる。ブルーインパルスのスモークは、ポスト安倍の一番乗りを示す狼煙にもみえる。

ブルーインパルスの飛行が直前に迫った5月29日午前。河野氏は白地に5機の航空機が編隊飛行するデザインのマスクをして定例会見に臨んだ。

5月29日の河野防衛相の記者会見(防衛省公式サイトより)

報道陣から「今日のマスクはどういったものか」と聞かれ、「これはブルーインパルスがデザインされたマスクでございます」と回答。続いて、この日午後に予定されたブルーインパルスによる感謝の飛行について「発案の経緯は?」と聞かれたのに対し、「やることが大事なので、プロセスはどうでも良いだろうと思います」と述べ、答えをはぐらかした。

ブルーインパルス柄のマスクを掛け、どう見ても「察してほしい」という空気を醸しつつ、この時は結局はうやむやにした。

河野氏の態度が一変したのは、ブルーインパルスの飛行が終わり、好意的に受けとめる意見がSNSなどで広がった後だった。