20年以上続く超人気オムニバス

伊藤理佐さんの『おいピータン!!』は「Kiss」に1998年から2018年まで連載されてきた大人気オムニバス漫画。主人公のとある理由で最終回を迎えたが、現在は続編の『おいおいピータン!!』に生まれ変わって連載が続いている。

基本的にテーマは「食べ物」。しかし食を通じて様々な人生が綴られており、ビリビリきたり首ブンブンしてしまう要素が盛りだくさん。手塚治虫短編賞など多くの漫画賞を受賞しているのも納得だ。
そこでFRaUwebで「『おいピータン!!』人間学」と称し、試し読みコラムの連載が決定。1巻から順番にではなく、現在17冊ある『おいピータン!!』及び『おいおいピータン!!』のどこから出てくるかがわからない状態にてお届けする。

その第1回は、7巻より無料公開。テーマは「誰にも見られたくないカオス冷蔵庫」である。

あなたの家の冷蔵庫、
突撃訪問してもOKですか

5月7日に公開された漫画家で小説家の折原みとさんの記事『ビフォーも赤裸々公開!「カオスな冷蔵庫」を大改革したら人生変わった』は大きな反響を呼んだ。折原さんの冷蔵庫からは、2000年初頭のビン詰めが出て来たり、柚子胡椒が7本出て来たり、となかなかなものだった(詳しくは記事をご参照ください)のだ。しかし、そんな折原さんの記事を見て、ただ笑い飛ばせただけの人はそんなに多くないのではないようだ。寄せられたコメントでも、「実家と同じ!」「義母の冷蔵庫と一緒!」「私も片付けよう!」と、「自分事」として受け止め、恐怖におののいた声が多かったのである。

折原さんの冷蔵庫と冷凍庫からは、本当に今から食べますか? と試されるようなものも多くあったが、絶対に食べられないことがひと目でわかる液状化した野菜や、ふさふさした何かが生えているタッパーの中身などを自宅の冷蔵庫で見たことがある人も少なくないのではないだろうか。

果たして『おいピータン!!』の主人公の冷蔵庫はどんな冷蔵庫で、どれほど恐ろしいモノが出てきたのか。そして一体何を一緒に「片付けた」のか……。