米海軍版のオスプレイ(米海軍のホームページより)

コロナ禍のどさくさに木更津が「オスプレイの街」になっていた

まもなく、首都圏を飛び回る

木更津が本格的な「拠点」に

防衛省はオスプレイの整備工場がある千葉県木更津市に整備体制の強化を申し入れた。現在、陸上自衛隊木更津駐屯地で米海兵隊のオスプレイ2機の定期整備を行っているが、これを最大で7機整備できる体制とし、将来は、この米軍の同時7機整備と自衛隊版オスプレイの同時3機整備に対応するため、格納庫を新設するという。

これにより、木更津駐屯地は本格的な日米オスプレイの拠点になることが確定する。

だが、より重要なのは、この申し入れに「ある一文」が潜り込んでいたことである。防衛省が木更津市に渡したA4版2枚の書面には小さく、「2023年以降、米海軍のCMV22の整備も想定」とあり、2023年以降、日本に米海軍版のオスプレイが配備されると取れる内容となっている(https://www.city.kisarazu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/016/aaa.pdf)。

防衛省の申し入れ書の一部
 

防衛省は、米海軍版オスプレイについて、配備時期はもちろんのこと、「日本に配備される」と言及したことさえない。新型コロナウイルスの感染拡大のどさくさに紛れて、新たな配備を既成事実化させる狙いがうかがえる。

米海軍版のオスプレイは、米空母「ロナルド・レーガン」に搭載されているC2輸送機の後継機。C2は陸上から洋上の空母へ兵士や補給物資を空輸する役割があり、空母には欠かせない輸送機だが、老朽化により、オスプレイと交代することになった。

オスプレイは沖縄県の普天間基地に配備されている米海兵隊版と、東京の横田基地に配備されている空軍版、そして海軍版の3種類がある。いずれも基本的な機体構造に変わりはない。