サイコパスな傾向を持つ人(以下、サイコ属)の振る舞いとはどのようなものでしょうか。
例えば、「お客様のためなら一直線!今時はどうかと言われるかもしれませんが、日中フル稼働です。そこまでできない人は、正直いりませんね(笑)。社員には、いつでもすぐメールを返してもらいます」などと、社外でも社内でもやや威圧的な言動が目立つ人です。
コンプライアンス遵守や働き方改革が叫ばれている中でも、どこ吹く風。「体力とガッツで乗り越えられる」と豪語しています。
「いまの時代、〇〇は終わり。これからは〇〇!」と意気揚々とした宣伝記事をメディアから発信しているインフルエンサーや起業家であることもあります。外面がよく、何か新しいことをしてくれる時代の寵児のようにも見えるので、一瞬、人が集まります。
しかし、カリスマ性は外面だけ。案件がうまくいっているときはいいものの、雲行きが怪しくなってくると、まわりが疲弊しつつなんとか合わせているだけで、うまく本人が仕切っているわけではないことがわかってきます。手当たり次第に思いついた方面に向かっていき、結局、敗戦処理は部下にさせていることも。
人事部が大手の会社から引っ張ってくることも多いのですが、周囲の人の我慢と調整で成り立っているだけで、チーム作業では問題児になりがちです。期待されて入ってきたのに、たった数ヶ月でやめてしまったりします。