信じてもらえないことが多いけど、
自転車乗れません

私は自転車に乗れない。
そういうと、「またまたあ、嘘ついちゃって」という顔をされる。
しかし、それは事実だ。
早い人だと3~4歳でもできることを、大人の私ができない。それが事実だ。
だから、『アメトーーク!』の『運動神経悪い芸人大賞』を、「これ絶対ヤラセだろ」とは思わない。誇張や演出はあるかもしれないが、「説明できないけれどできないこと」が人にはありうるからだ。

正確に言うと、乗れた時代はあったが、中学生のときから乗れなくなり、以降乗れなくなった。
小学1年生ごろ、父親が自転車の後ろをもって私が補助輪なしで初めて走った映像も残っていた。そこで、いつの間にか父が手を離して隣を歩いていて、「わあ、乗れた!」とワカメちゃんカットで前歯が抜けている私が叫んでいた。

乗れなくなった原因は、衝突事故だった。
中学生くらいのとき、自転車を飛ばして細い路地の角を曲がったところで、集まって井戸端会議していたらしき女性の団体に突っ込んだ。幸い、軽いけがをしたのは私だけだったが、何よりも「何やってるの、あなたは!」という怒りの形相が焼き付き、「私は人に怪我をさせうるヤバい奴なのだ」という私のトラウマになった。

それ以来、何回か試しても、ほとんど乗ることができずにいる。
30年以上の中で数回、森林公園のサイクリングコースで、誰もいない所だったら走ることができたこともあった。でも今は、自転車に触るだけで手に汗をかき、身体が震え、心臓がバクバクする。またがることはもとより、街中で乗るなんて、ありえない。

眩しい Photo by iStock

22歳になって車の免許を取ったあとも、1年でドアを3回つぶしたくらいなので、乗り物のセンスはなかったのだろう。
このままだと、誰かに怪我をさせうる。だから、乗るのを一切やめた。ちなみにゴーカートには乗るが、普通車の運転免許は2000年以降更新していないので、安心していただきたい。