6月 4日 むしの日(ムシの日、虫の日)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

6月4日は、語呂合わせから「むしの日」とされていますが、定めた団体によってさまざまな由来や表記があります。

 

まず1988年に「むしの日」を定めたのは、漫画家の手塚治虫(1928-1989)が初代会長をつとめた日本昆虫倶楽部です。

手塚治虫のペンネームの由来になった昆虫のオサムシ Photo by iStock

また、偶然か必然かは定かではありませんが、まったく同じ日に当時の福島県常葉町(現・田村市の一部)が「ムシの日」を制定しています。

常葉町は葉タバコの生産が盛んな街で、その葉タバコの肥料となる腐葉土には、たくさんのカブトムシの幼虫が育っていたそうです。その発見をきっかけとして、常葉町はカブトムシ事業を町おこしの軸に据えるようになりました。

そして、1988年に「カブトムシ自然王国」の建国宣言と同時に「ムシの日」を制定したのです。現在、田村市の常葉地区には、「日本で唯一の虫の楽園」を自称する「ムシムシランド」があります。

カブトムシ Photo by iStock

さらに2018年、『バカの壁』などの著作で知られる解剖学者の養老孟司(1937-)によって「虫の日」が制定され、日本記念日協会にも認定されました。

昆虫採集をライフワークとしている彼の発案で、鎌倉の建長寺には2015年より虫のための慰霊碑「虫塚」が建立されています。ちなみに「虫塚」の碑と周囲の環境デザインは、新国立競技場でも知られる建築家の隈研吾(1954-)が担当しています。

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