上勝を五感で感じる。
町のショールーム的カフェ

cafe polestar

「ゆこうのメレンゲタルトレット」と「上勝梅しそソーダ」。地元の野菜や果物を使った日替わりランチやスイーツを提供。上勝町は高齢者が葉っぱを集め料理のつまもの用に出荷する「葉っぱビジネス」でも有名。店でも箸置き代わりに使っている。

「おしぼりは必要な方にだけお渡しします。お料理に使う食材は、無駄な部分がでない調理を心がけます。どうしても残ってしまった生ごみは、全部コンポストで堆肥化します。作られた堆肥は、また次の作物の栽培に使われます。何より、残さず全部食べてしまう、美味しい料理を作れるように努力します」

長男の創くんも休日はカフェで過ごしている。

これは〈cafe polestar〉が掲げたゼロ・ウェイストへの取り組み宣言。店のコンセプトは“上勝町のショールーム”だ。「ここに来ると町のことがわかる、町を五感で感じられる所を目指している」と店主の東輝実さん。

地元の人と町外から来た人たちが交流できるよう大きなテーブルも。

「子どもの頃、上勝町を世界のモデルになるような町にしよう、と大人たちが精力的に動く姿を見てわくわくしたのを覚えています。町のことをすごく誇らしく思っていました」

彼女のお母さまは、役場の職員としてゼロ・ウェイスト政策を牽引してきた人物。輝実さんは、地産のものを使っておもてなしができるサロンのような場所を作ろうとしていた母の思いを引き継ぎ、上勝町にUターンして2013年に店をオープンした。

店主の東輝実さん、松本卓也さん夫婦。

「ゼロ・ウェイストは、ごみだけの問題じゃない。ごみを見ると、自分が何に時間をかけているか、価値を見出しているか、心地良さを感じているかが見えてくる。自分の生活に関心を向けることによって、ごみも減る。それって、すごく理に適っていると思うのです」

cafe polestar
地元野菜にこだわった日替わり定食や、オリジナルブレンド珈琲、デザートなどが楽しめ、町の人の交流の場にもなっている。ゼロ・ウェイスト認証で5項目の認証を受けている。●徳島県勝浦郡上勝町大字福原字平間32-1 ☎0885-46-0338 営業時間:10:00~17:00、土・日~19:00 定休日:木・最終金
cafepolestar.com
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