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# 新型コロナウイルス

意外!新型コロナ「過度な手洗い、除菌」がリスクを高める

ウイルス学研究者が語る「守るべき暮らし方」

変異する新型コロナ。今後も感染の可能性はある

新型コロナウイルス感染症の流行は、いったん落ち着きつつあります。政府の緊急事態宣言も解かれ、世の中も少しずつ動きはじめました。

しかし、これでこの感染症が終息したということではありません。たとえ今の流行が落ち着いたとしても、流行の第二波、第三波の可能性も指摘されています。また、今後このウイルスが変異したものや、あるいは別のウイルスが次々とあらわれる可能性が高いと思います。残念ですが、もはや感染を防ぐことは容易ではありません。あなたも、私も、この日本で感染する可能性が今後もあるということです。

新しく登場してくる感染症に対しては、身のまわりをどんなに滅菌・除菌しても、どんなに薬を飲んでいても、どんなにワクチンを打っても防げないことは、毎年流行しているインフルエンザや、今回の新型コロナウイルスを見てもあきらかです。これらは、むしろ自分自身の免疫力や、抵抗力を下げることになります。

 

自然に沿って暮らせば、病気にならない

申し遅れました。私は今、栃木県の那須烏山市で「七合(ななごう)診療所」の所長として勤務しています。医師であり、臨床は小児科学、研究はウイルス学、ワクチン学が専門になります。

本間真二郎医師  2001年より3年間、NIH(アメリカ国立衛生研究所)にてウイルス学、ワクチン学の研究に携わる。

大学病院の勤務医時代は、患者さんを一日中診ているか、論文を読み書きする毎日で、決まった睡眠時間はないに等しく、生活リズムもめちゃくちゃでした。食事もままならず、カップラーメンかコンビニ弁当のみという、とても健康的とは言えない生活をおくっていたのです。

そうした日々のなかで私は、小児の胃腸炎の原因として、ノロウイルスがこれまで考えられているよりも大きく関与していることを世界ではじめて報告しました。この論文が認められ、米国のNIH(アメリカ国立衛生研究所)に3年ほど留学し、分子生物学を使い、ロタウイルス、ノロウイルスなどの研究をしていました。

そんな私が、大都市の大学病院の勤務医を辞め、この地に移住したのは2009年のこと。以来11年、仲間と米づくりをし、自然農を中心に野菜と穀物を育て、調味料もできるだけ自給自足をする生活に入りました。自然に沿った生活をすれば、病気にならないことを実践しています。きっかけは、医師として働きはじめた頃から漠然と抱いていた疑問を考えるようになったことです。