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不眠、過食、全身じんましん…自粛生活の「隠れたストレス」に要注意

動けなくなってからではもう遅い

緊急事態宣言の緩和により、外出自粛もなくなった。宣言解除後、買い物や外食する姿を見かける機会が格段に増えた。

だが、この世から新型コロナウイルスは消えたわけではない。「ウィズコロナ」と宣言されたとおり、これからは上下する新型コロナウイルスの感染者数に合わせ、外出自粛・緩和が断続的に起きるだろう。「今週は飲みにいけるけど、来週は行けない」など、一進一退の攻防が進むはずだ。

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終わりの見えないプロジェクトのストレス

こういった、「終わりが見えないストレス」が人を痛めつけていく姿を、私は激務の現場で見てきた。たとえハードでも「あと〇日で終わる」と期限が見えていれば、結構な負荷がかかっても人は倒れない。

しかしこれが「あと何年続くかわからない。もしかしたらずっとこのままかもしれない」と思った瞬間に、心はぽっきりと折れてしまう。そんな風にして、ウツになってしまう社員を周りで見てきた。

経験上、「このプロジェクトが終わったら会社辞めたる!」と言っている人よりも「こんなに溜まってる仕事をとにかくやらなきゃ」と言っている人の方が危ない。

今回の「ウィズコロナ」はまさに終わりの見えないプロジェクトだ。またいつ外出自粛になるか分からない。今日は飲みに行けても、来月リストラが始まるかもしれない。取ってきた案件は、またいつ吹き飛ぶかも分からない。

そんな状態が続くと、人の心はぽっきり折れやすくなる。「どうした。みんな元気を出せ。もうすぐ、青い鳥が見つかるぞ」なんて言える寅さんほど胆力がある人は、レア中のレアだ。大多数の人間は、明日の暮らしがわからないフーテン暮らしに向いていないのである。