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大人気「医療保険」、加入前に知っておくべき「3つのトレンド」と「注意点」

短期入院か長期入院か…それが問題だ!
黒田 尚子 プロフィール

2019年4月に発売された日本生命の「入院総合保険 NEWin1」は、まさに入院特化型の医療保険。従来の「日型タイプ」ではなく「一時金タイプ」の商品で、入院1回につき10万~40万円(支払限度100回)が給付され、入院前後の費用をまかなうことができる。

一時金タイプは、入院日数にかかわらずお金がもらえて使い勝手は良さげだが、保険料が割高なイメージがある。ただ以前、筆者が商品説明会で質問した際には、「細かな保障がない分、同社の従来タイプと比べて保険料は‘それほど’でもない」という。

一方、医療保険本来の意味を考えると、経済的に困窮するのは、入院が長期化したとき。全体的に入院期間は短期化しているものの、前掲の調査によると、例えば骨折の場合、18.5%が入院日数60日を超える。

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そこで、メットライフ生命「終身医療保険 Flexi S」では730日型が選択可。さらに2019年4月発売の楽天生命「医療保険1095α」は、病気・ケガそれぞれにつき1入院も通算も1,095日まで保障して、長期入院をフォーカスしている。

「介護診療」にはご用心

しかし、入院が長引いた場合にも備えられるのは安心だが、入院の目的には注意しておきたい。

医療保険の対象となるのは、あくまでも保険診療による治療目的での入院。介護保険法に定める介護療養型施設の入院は、入院給付金の支払い対象外だ。

高齢になれば、病気になりがちで入院する機会も増えるだろうが、医療→介護の境目がどこになるか判断は難しい。

 

いずれにせよ、医療保険における入院期間の考え方は二極化している点は抑えておこう。とくに、保険料を抑えるために、30日型や60日型を選んでいる人は、1入院あたりの日数のカウントにも注意が必要だ。

基本的に、医療保険には、退院から180日以内の再入院は1回の入院とみなされ、前回の入院日数から引き続きカウントされるルールがあるからだ。

なお、2020年4月に発売されたメディケア生命「新メディフィットA」は、180日を90日と短縮。複数回の入院でも、入院給付金を受け取りやすくしている。