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大人気「医療保険」、加入前に知っておくべき「3つのトレンド」と「注意点」

短期入院か長期入院か…それが問題だ!
黒田 尚子 プロフィール

「医療保険」のトレンド、その3つのキーワード

最近の医療保険のトレンドをご紹介する前に、医療保険の特徴について整理しておこう。

医療保険は、入院・手術保障をベースに、5,000円や1万円など、入院日額を設定して加入する。入院給付金には1回の入院日数や通算日数が定められており、1入院あたり、60日、120日、180日など。通算1,000日、1,095日などの支払い限度が設定されている。

これらを主契約として、先進医療特約やがん診断一時金特約、三大疾病特約、女性疾病入院特約、通院保障特約、就業不能特約など、多彩な特約が用意されており、ニーズによって、保障を上乗せすることができるしくみだ。

加えて、加入者が運動したり、健康診断の結果を提出したりすることで保険料の割引やキャッシュバックが受けられる「健康増進型」も医療保険を対象にした商品も多い。

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そこで、最近の医療保険のトレンドだが、キーワードは「入院期間の短期化」「がん・循環疾患への対応」「通院治療の増加」の3つが挙げられる。

「短期入院」か「長期入院」か…それが問題だ!

医療技術の進歩や長期入院の適正化によって、年々、入院期間が短期化している点は、多くの人が聞いたことがあるはずだ。

厚生労働省の「平成29年度患者調査」によると、平均入院日数は29.3日。統合失調症(531.8日)や、脳血管疾患(78.2日)など長期化しがちな病気もあるが、がん(悪性新生物)でも17.1日と2週間ちょっとで退院できる。

そのため、医療保険の1回あたりの入院日数は60日型が主流。さらに最近では、30日型が選択できる商品もある。

 

とはいえ、短期間でも、入院となると何かと物入りだ。

そこで、ここ数年、5日や10 日以内の入院でも、一律5日分や10日分の入院給付金が受け取れたり、入院一時金特約を付加したりして、短期入院でもソンをしないと感じさせるようなしくみを設ける商品が増えている。