コロナ後の日本、これから「観光業界」が直面する「7つの大きな変化」

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仮にワクチンが開発され、完全にコロナの封じ込めに成功したとしても「リモート会議でじゅうぶんじゃね?」という気付きは不可逆なものだ。

もちろん現地で何かしらの作業が発生するような、行かなければどうしようもない出張はともかく、「会議」程度のものであれば「遠方はリモート会議で」が当たり前になり、それに伴う出張の需要減、そして出張ついでの観光といった需要は今後も回復が見込めないかもしれない。

キャンプ場の予約がどんどん埋まる

3「都市」から「郊外」へ

今後の観光の主流が「密を避ける観光」にあるのはどうやら間違いなさそうだ。そうなって来ると、例えば東京であれば渋谷新宿、大阪であれば道頓堀など都市部かつ人が多い場所の観光は避けられる傾向が出て来るだろう。「大阪でたこ焼きを食べよう」「浅草寺にお参りしてホッピー通りでお酒を飲もう」といった都市観光の定番とされてきた遊び方の需要は今後減って行く。

また、「お目当てのイベント・ライブが開催されるから」という理由で東京など大都市に足を運ぶ人々も当然ながら減り、そういう方々が多く利用してきた都心のビジネスホテルなどは2で述べた出張需要減もあいまって今後かなりの苦戦が強いられる事になる。

その一方でキャンプ場や鄙びた温泉旅館など、「密」を避けられる場所は好況になるはずだ。実際、コロナ騒動が日本に上陸した直後から緊急事態宣言が出るまではキャンプ場の予約がどんどん埋まっていたと聞く。緊急事態宣言が解ければ、密を避けられる場所にはそういった顧客が戻ってくるだろう。

キャンプ場が大人気 photo/iStock
 

4.宿泊から一時利用へ

2,3で述べた通り、ある程度落ち着いた後でも「都心にあるビジネスホテル」の需要減は深刻なものになり得るが、そういったホテルが今後取り組まなければいけないのは1で述べた「近距離の顧客」にどう対応するか、である。

リゾートホテルや温泉旅館などと違い、都心部にあるような、狭く、大浴場も無いビジネスホテルを「近くに自分の家があるのに、わざわざ泊まるために使う」というのは少し考えにくい。サウナがあるなど、何かしらの付加価値の無い、これまで「寝る場所」のみを提供してきたような業態は更に厳しくなるだろう。