コロナ後の日本、これから「観光業界」が直面する「7つの大きな変化」

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しかし、それと同時に近隣に住む人々もまた遠方に遊びに行けない、という状況下にあるわけで、そういった「近くに住む顧客」が当面の間の主要ターゲットになるはずだ。つまり「遠くのお客さんから近くのお客さんへ」というパラダイムシフトが起こり、戦略の転換が必要になる。

例えば鹿児島の観光PRポスターを首都圏の駅に貼る、というような、今までよく見かけたような施策はあまり効果が出なくなるだろう。今後、鹿児島の施設がPRするのであれば、鹿児島県内にポスターを貼った方が効率が良くなるはずだ。

一方で大阪名古屋東京といった大都市圏にある温泉旅館やリゾート施設などは、他府県に奪われていた顧客が戻って来るためむしろ追い風になる可能性もある。参考までに、今回の自粛生活が続く中で、「終息後はどこに行きたいですか?」というアンケートのトップ回答が「温泉」だったそうだ。箱根や有馬といった大都市圏にある温泉地は今後V字回復するかもしれない。

箱根がV字回復するかも photo/iStock
 

「出張」に起きる変化

2「会わないと失礼」から「会うと失礼」へ

大きな金額が動く商談などは、「会って話さないと失礼にあたる」というマインドが主流を占めていたように思う。「大事な話なので直接ご説明差し上げます」という言葉は営業にたずさわる人間なら一度は言った事があるだろう。

しかしながら今回の騒動で「会う方がむしろ失礼」という価値観になってしまった。それだけならまだしも、リモート会議が急速に普及したことにより、「むしろ対面で会わなくても、これでじゅうぶんじゃねえか?」と気付いてしまった企業も多数にのぼる。

これによって福岡の会社が大事な商談のために名古屋のクライアントにプレゼン資料を持って持参する、というような、かつてあった「会う」文化は失われるだろう。「出張 コロナ後」に表示される関連ワードは「激減」である。