世界でも異例のスピードで

ミライ:あれ? 超高齢社会ってこれから来るものだと思っていたのに、もうとっくに来てるってこと?

河合:そうだね。ここに至るまでを振り返ってみようか。戦後間もない1950年の時点では、日本の高齢化率は5%にも満たなかった。高齢化社会(同7%以上)になったのが1970年で、そこから24年後の1994年には高齢社会(同14%以上)を迎えた。

7%から14%までがわずか24年というのは、世界でも群を抜いてはやいんだ。ドイツ40年、アメリカ72年、フランスは115年かかっているからね。いかにすごいスピードで日本が高齢化してきたかがわかるよね?

『「2020」後 新しい日本の話をしよう』より
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ミライ:ほんとですね。しかも、これから少子高齢化がもっと進むってことは…。

河合:そう。今度は未来に目を向けてみよう。5年後の2025年には、ミライ君のご両親よりだいぶ年上の「団塊の世代」の人たちがすべて75歳以上になり、高齢者の数は3677万人になる。その後も高齢者は増え続けて、ピークを迎えるであろう2042年には3935万人になると予測されているよ。

ミライ:今より377万人も増えるのか!

河合:高齢者の数はそこから減少に転じるとはいえ、若い世代がさらに減っていくから高齢化率は上がり続ける。ミライ君世代が高齢者になった2065年には、高齢化率38.4%で、約2.6人に1人が65歳以上になるという推計になっている。