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# 新型コロナウイルス

「まもなく日本は『プチ食料危機』に突入する」と言い切れる理由

マスク、除菌系商品の次に消えるのは…

在庫ゼロ、入荷未定…不穏な足音が

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の全面解除に伴って、日本は“ウィズコロナ”、“アフターコロナ”と呼ばれる第2フェーズに入った。安倍首相も「コロナと共存」「経済目線」と発言からも、国内を包んでいた雰囲気が変わってきつつあるようだ。

筆者は外食産業専門コンサルタントであり、グループ企業では飲食店企業も経営している。当然休業要請などコロナ禍の影響も大きいものとなり、現在もコンサルタントクライアント企業対応と、グループ企業の飲食店の対応に追われる日々だ。

そんな中、食の最前線の一業種である外食産業に関わっているからこそ、コロナ禍での様々な現象を目にすると共に、これから「プチ食料危機」が起きることを確信している。

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多くの飲食店が休業や営業短縮の対応をする中、納入業者、問屋、市場の卸しといった人たちは当然、飲食店からの発注(売上)激減に苦しんでいる。我々の元にも日々、「不良在庫」と化した食材の格安提案が持ち込まれる。しかし、一方で発注しても「在庫がない」「いつ入荷するかわからない」という品目も、4月下旬くらいから耳にするようになってきた。

周知の通り、日本の「食料自給率」は低い。2018年データで37%(カロリーベース計算)、簡単に言えば食料の半分以上を輸入に頼っているということだ。新型コロナウイルスに関しては全世界的問題であり、外国人の入国もほぼできない”鎖国状態”にある日本ゆえに、当然輸入食材を運ぶ、船便・空輸便にも影響は及んでいる。

また、これまでの平穏な日々とは異なることで、イレギュラーな受発注を要因とする商品の枯渇と食品ロスも発生している。実際、「ステイホーム」による影響でホットケーキミックスやたこ焼き粉がスーパーに入荷しないのもその例だ。