6月 1日 立山黒部アルペンルートが全線開通(1971年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1971年の今日、現在日本で唯一トロリーバスが走る鉄道路線「立山黒部アルペンルート」が全線開通しました。

立山・黒部アルペンルート内を走るトロリーバス Photo by iStock

トロリーバスとは、道路の上に2本の架線を敷き、車体に設置したポールと接続することで電力を得て動くバスのことです。仕組みが電車と似ていることから、鉄道事業法の施工規則では「無軌条電車」という電車の一種として扱われています。

架線の下に限定されるものの、電力で走る自動車であるため環境に優しいという特長を持っています。

実は立山黒部アルペンルートでも、もともとはディーゼルエンジンによるバスを運行していました。しかし、排出ガスによる環境への影響を考慮してトロリーバスに移行したのです。

 

立山黒部アルペンルートは、長野県の扇沢駅と富山県の立山駅を結ぶ山岳観光路線です。ケーブルカーやロープウェイなど、多彩な乗り物を乗り継いで北アルプスを貫くように移動します。

その中でトロリーバスが走っているのは、黒部ダム建設時に掘られたトンネルを通過する、室堂駅から大観峰駅までです。室堂駅の標高は2450m。日本最高地点の鉄道駅でもあり、みくりが池や雪の大谷などの観光スポットがあります。

これ以外の区間でも、黒部ダムや日本一の落差を誇る滝である称名滝など、多くの観光スポットが立山黒部アルペンルートにはあります。

現在は休止中ですが、絶景が連続するこの路線。機会があれば一度観光してみてはいかがでしょうか。

アルペンルート内の立山駅と美女平駅を結ぶケーブルカー Photo by iStock