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# 野球

名将・野村克也氏が説く「弱者が強者に勝つための8つのポイント」

ノムさん最後のメッセージ(2)
今年2月、惜しまれつつ亡くなった、プロ野球史に輝く名将・野村克也氏。『上達の技法』は、弱小球団を何度も勝利に導いてきた氏の「最後のメッセージ」が詰まった一冊だ。「弱者でも、やり方しだいで強者に勝つことができる」と語り、実際にそれを証明してきた野村氏。私たちの仕事にも応用可能な、その秘策に迫った。

あなたの弱点は何ですか?

背も低く、体力もなく、技術もセンスもまったくなかった私が、どうしてプロ野球の世界で食っていけるようになったのか? それをひと言で表すとすれば、「弱点を補う」ことにまずは注力したからである。

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体力不足を補うには、筋トレをしながら持久力なども同時に高めていく必要がある。

そのために私は走り込みによって足腰を鍛えつつ、当時は今のような筋力トレーニングマシンなどもなかったので砂を詰めた一升瓶で腕力を鍛えたり、ゴムボールを握って握力をつけたりした。その他の空いた時間は、とにかくバットを振りまくった。

現役時代、ひとつの弱点を補えば、また新たな弱点が現れた。ひとつの道を究めることに終わりはない。だから現役時代は常に、弱点を克服するための方法を考え続けていた。この「弱点を補う」ことの繰り返しこそが上達のカギと言えよう。

 

弱点を補うには、自らの弱点(短所)を知らなければならない。人はどうしても自分の短所より長所のほうに目を向けがちだが、より上を目指すのであれば弱点の克服なくして実力の向上はない。