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こんなときこそ笑いの力!コロナショックを乗り越える「笑いヨガ」

ストレス軽減、免疫力の向上も
池田 由紀 プロフィール

ネタも道具も必要ない笑いの体操(笑いヨガ)の提案

不安や恐怖などの感情を自分の意志でコントロールすることはなかなか難しい。不安や恐怖などの感情を感じたときは、そのままにして、自分で変えられる行動に注目し、行動することで行動に引っ張られて感情を変えることができる。

日常生活で声をよく出して笑う人、あまり落語を聞かない人よりもいつも聞いている人は「笑い力」の効果はより大きいことがわかっている。

自宅において一人、またご家族と一緒に大笑いすることが一番良い方法であるが、不安や恐怖が襲う現状で、「笑うことなんかできる状況じゃない」、「こんな時に笑えるか」というのも当然である。こんな状況だからこそ、困難なときだからこそ、「笑いの力」を使うことで、前を向くことができるのではないだろうか。

人は、漫才や落語、ネタ話などを聞いて一時的な笑いはできても、何度も笑うことは難しいし継続的に笑うことはできない。面白いから笑う、楽しいことがあるから笑う、という受け身の笑いをしていることが多く、楽しむ気分になれない、心が疲弊し笑うエネルギーさえなくしていることもある。

しかし、笑いの体操(以下、笑いヨガ)は、感情を使って笑う必要は無く、ネタも道具も必要がない。笑うという動作を体操とし、息を吐くときに「ハハハ」と笑いの声を出す呼吸法を組み合わせたものが笑いヨガである。年齢や運動能力や経験に関係なく、誰でも簡単にいつでもどこでも行うことができる。

 

一人でもできるし、グループで実施することもできるが、現在の状況では3密を避けた方法で行うことが望ましい。「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい」となると十分に「笑いの力」が発揮できることとなる。

笑いヨガは、1995年にインド人医師のDr.マダン・カタリアが創案したもので、ユーモア、冗談、コメディは使わず、理由なく笑うユニークな方法である。

体操としての笑いでも、おかしいと感じて笑っても身体への効果は同じで、無理なく続けられる有酸素運動として、日本国内や世界120カ国以上に広がっている。最近では、認知症の予防や、高齢者の介護予防、企業や学校といった様々な分野にまで広がっている。

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