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こんなときこそ笑いの力!コロナショックを乗り越える「笑いヨガ」

ストレス軽減、免疫力の向上も
池田 由紀 プロフィール

「笑いの力」で免疫力を強くできる

医学的な研究によって明らかになっている「笑いの力」は、大きく分けて5つある。

Photo by Getty Images

免疫機能を正常化する〉
ウィルスなどを攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、笑うことによっても活性化することが証明された。NK細胞と笑いの実験を世界で最初に行ったのは伊丹仁朗医師である。

その実験は、20歳~62歳の男女19名が、漫才や新喜劇を3時間見て大いに笑った後のNK細胞の活性化を調査したもので、もともと活性化が低かった人は急上昇し、高すぎた人は正常化することがわかった。

副交感神経を優位にして血圧を下げ、リラックス効果をもたらす〉
自律神経には交感神経と副交感神経があり、常に両方のバランスをとり調整している。交感神経は興奮や緊張するとストレスがかかり血圧や脈拍をあげ、副交感神経は、安心感のあるゆったりとした就寝前などのリラックスしているときは血圧を下げるという働きがある。笑うことによって副交感神経が優位になり体をリラックスしてくれる。

〈表情筋、腹筋、横隔膜などが大きく動くので、かなりの運動量となる〉
特に大笑いするだけで、実際にジョギングする程のエネルギー消費をするので、笑いは「体内ジョギング」とも言われている。笑うことで筋肉を使い酸素消費量や全身の血流が増える。全身の血流がよくなることで、筋肉の緊張から起こっている肩こりや頭痛などの緩和にもなる。

〈遺伝子に作用し血糖値を正常化する〉
糖尿病患者を対象にした笑いが血糖値に与える影響を調査した研究がある。中高年の糖尿病患者19名を対象に専門的講義を受けた場合と漫才を聞いて大笑いした場合の血糖値の上昇度を比較した結果、明らかに漫才を聞いて大笑いした場合のほうが血糖値の上昇が抑制された。笑いが遺伝子に作用した結果として証明されている。

 

多幸感がもたらされる〉
”幸せホルモン“と呼ばれるエンドルフィンやセロトニンなどのホルモン分泌が促され多幸感がもたらされる。

笑うことで、脳の血流量が増えることや、笑顔になり表情筋が動くことで、脳幹から神経伝達物質としてセロトニンが放出される。セロトニンが不足するとうつなどの原因となる。また、脳内麻薬様物質と言われているものにβ―エンドルフィンなどがあり、声をあげて笑うと多く分泌される。

β―エンドルフィンは、生命の危機に直面すると分泌されるものでもあり、痛みやつらさ、恐怖に耐えるように出されているものである。

以上のように、「笑いの力」がストレスを和らげ、免疫力を高めるという研究結果やデータは数多く報告されている。

それでは、どのように「笑いの力」を使っていくことができるであろうか。

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