# 生産性 # 新型コロナウイルス

在宅勤務は日本のホワイトカラーの「絶望的低生産性」を改善するか

低迷の元凶は無駄話と長距離通勤

「製造業以外の産業の生産性」が驚くほど低い

日本の製造業の製品の品質や生産の効率性は世界的な評価を得ているから、メディアなどで「日本の生産性は低い」と報道されることに違和感を感じている読者も多いと思う。

しかしながら、残念なことに「『日本の生産性』が低い」ことは、色々なデータから間違いがないと思われる。ただし、我々のイメージ通り「『日本の製造業の生産性』」が高い」ことも事実である。どういうことか?

要するに、日本では「製造業以外の産業の生産性」が驚くほど低いということである。それが意味するところは、日本が製造業で得た富を「製造業以外」にばら撒いているということだ。

photo by Gettyimages

もちろん、4月4日の記事「コロナ不況ですぐ従業員を『クビ』にする会社ほど、じつは危ないワケ」や11月20日の記事「日本企業はバカか…! いまこそ『終身雇用』が大切である決定的理由」などで繰り返しているように「終身雇用」は企業の長期的成長において必要不可欠なものであり、短期的視野の戦略の無い「最適化」=リストラで長期的利益を犠牲にすべきではない。

例えば、日本型効率経営の代表例といえる「カイゼン」は、(終身雇用ではない)米国企業の場合はなかなか根付かない。なぜかといえば、業務を改善して仕事量を減らせば自分がリストラされるかもしれないからである。

だから、終身雇用は長期的に生産性を向上させるはずであるし、実際トヨタを始めとする日本の製造業は世界トップクラスの効率性を維持している。

 

ところが、「非製造業」ではこの日本が誇るべき「高い生産性」がほとんど見られない。

その理由は色々あるが、今回の中共(武漢)肺炎肺炎ショックで、「不要不急」の業務が洗いだされたことで、改善の糸口が見えてきたといえる。