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木村花さんを守ることはできなかったのか?「働き方」視点で考える

「才能で食べる人」を傷つけないために
常見 陽平 プロフィール

私自身の経験から言えること

この原稿の依頼を受けてから、まさに私も誹謗中傷問題の渦中にいる。スターダム同様ブシロード傘下の新日本プロレスに参戦しているKENTA選手とのやり取りだ。

私は新日本プロレスの1月5日東京ドームを観戦していた。メインイベントで内藤哲也選手がオカダ・カズチカ選手を破り、IWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタルヘビーの2冠を統一した後、彼が乱入してきたのだ。ぶち壊しにするバッドエンドである。

もちろん、バッドエンドはプロレスにはつきものではある。ただ、プロレスリング・ノア、WWEなどで活躍した彼も、新日本プロレスに参戦して半年程度で、もともとのファンからすると知名度が低い。率直に、乱入の仕方が下手だと感じた。誰だかわからなかったし、東京ドームでは伝わりにくいムーブだった。

その後も彼がTwitterで悪態をついていたので、その乱入について思ったことをコメントした。すると彼が私にメンションした。その後、1週間にわたって、ファンからの誹謗中傷コメントや脅迫DMが届き続けた。その数は数百だ。中には、私の2歳の娘に関する脅しコメントまで届いた。

この騒動については、ふじいりょう氏のエントリーにまとまっているのでご一読頂きたい。

もっと「文化人」はプロレスについてどんどん言及してもらいたい!

KENTAファンからすると、私のメンションこそが誹謗中傷だということになるだろう。実際、そのようなご批判をよく頂いた。もっとも、私はプロレスラーや格闘家、団体経営者のインタビューなども重ねてきた。そして、KENTA氏も私も認証アカウントであり、公人だ。学生プロレスに参戦しており、インディー団体からも参戦を打診されたことが何度かある。

釈明、弁明するわけではないが、私としては、プロレス的なマイクアピール的なつもりだった。誹謗中傷か、批判か、批評、ネット上のじゃれ合いか判断が分かれることだろう。

 

あの頃のことをすっかり忘れていたが、5月26日(火)の早朝に起きると、私のTwitterに誹謗中傷コメントが相次いでいた。KENTA選手がその頃のツイートをさらしてメンションしていた。いわば、「晒された」状態になったのだ。

私は前回のやりとりで、かなりの誹謗中傷リプがやってきたので、正直、考えただけで心が落ちてしまった。ただでさえ、コロナの影響で慣れないオンライン講義、さらには保育園の休園により、主夫生活を強いられており、気が滅入っていた。

いくつかコメントし、そのときの心境をブログにまとめた。しかし、それ以降、珍しく私はSNSをやる気が失せてしまった。結果、私のところには、クソリプが数百件とんでいる。今も続いている。