テレビ朝日『モーニングショー』HPより

玉川徹氏、岡田晴恵氏擁する『モーニングショー』一人勝ちへの違和感

コロナ禍でまさに独走状態…

カリスマ的人気とアンチ

国内初の新型コロナ感染者が確認されてから約4ヵ月この間、新型コロナ報道をリードしてきたのはテレビ朝日のワイドショー『羽鳥慎一モーニングショー』(月~金曜前8時)に違いない。

もともと朝のワイドショーの中では最強で、昨年まで3年連続で年間視聴率トップだった。新型コロナ報道に注力する今年はより数字が伸び、5月14日(月)には裏番組を大きく引き離す14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。独走状態だ。

この番組は熱心なファンが多いのが強み。朝日新聞の言論サイト『論座』が4月20日、朝日の敏腕放送記者によるレギュラーコメンテーター・玉川徹氏=テレビ朝日社員=への疑問という記事を掲載したところ、番組ファンから猛批判を浴びた。玉川氏の存在はカリスマ化している。

テレビ朝日『モーニングショー』HPより
 

半面、番組のアンチが多いのも事実。新型コロナ報道が始まった今年は視聴率が伸びた分、アンチも増えたように見える。事実、SNSには数え切れないほどの批判が並んでいる。著名人による非難も少なくない。

アンチが多い第一の理由は何かというと、この番組は「主張」が強いからではないか。ジャーナリズムの役割は、基本的には「報道」「批評」「解説」とされるものの、この番組は「主張」が加わっている上、それが大きなウェイトを占めている。

番組はPCR検査の拡充を強く訴えてきた。その是非は別とし、これも「主張」だろう。同じく適否はとにかく玉川氏たちによる政府批判も「主張」であるに違いない。

「主張」が強いワイドショー、ニュースはファンもアンチも多くなる。久米宏氏(75)がキャスターを務めていた『ニュースステーション』(テレビ朝日、1985~2004年)がその典型例だし、今は『サンデーモーニング』(TBS、日曜8時)が代表格と言える。