「自分の意思」と向き合ってる?

「NO」の意思を明確に伝えても強引に行われる性行為は暴力だろうが、だからこそ私たちは、大切な人に対して「NO」を伝える技術も高めなくてはならない。「あなたを傷つけるつもりはなくて、好きだけど今日はしたくないの。ごめんね」

既婚女性の73%が「その気のないセックスをしたことがある」というJOICFPのアンケート結果がある。ちなみに既婚男性でも50.8%いる。パートナーがいる人は、嫌われたくなくて、自分を殺して「YES」と言ってきた人もいるだろうが、お互いの健全なパートナーシップのために「NO」が必要になることもある。

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自己理解を深め、自分と向き合うことが、結果的に相手も守る。「YES」や「NO」を言うというのは、自分の意思を伝えることだ。意思を伝えるのは難しい。意思決定をいつも人任せにしていると、いざというとき自分の意思がわからない。動けない。

性的同意が市民権を得ても、グレーゾーンや隙間を狙った卑怯な人は必ず現れる。無理矢理「YES」を引き出して、後から何も言えなくなる手口を使う人も出てくるかもしれない。

写真提供/バービー

セックスにありつきたいという欲望が、人間の能力を最大限に引き出す場合がある。例えば「ホテルと自宅とどっちがいい?」という技だ。これは「NO」という選択肢を隠して、自らの意志でセックスに臨んだという洗脳と、後からの証拠になる。裁判なんかで誘導尋問に使われるテクニックだ。だからこそ、「NO」がとても重要になってくる。