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韓国で大騒動、元慰安婦団体をめぐる「疑惑の数々」が止まらないワケ

北朝鮮をめぐる疑惑まで浮上して…

韓国で大騒動、元慰安婦団体をめぐる衝撃的告発…!

李容洙(イ・ヨンス)氏は5月7日、記者会見を開き、韓国挺身隊問題対策協議会(以下、挺対協)の後継組織である正義記憶連帯(以下、正義連)と尹美香(ユン・ミヒャン)氏が、元慰安婦の人々を「騙すだけ騙してきた、利用するだけ利用してきた」として暴露した。

これを契機として、韓国では保守系政党や報道機関は正義連の不正疑惑を次々に持ち出し、不正疑惑が広がると、進歩系メディアも尹美香氏を中心とする正義連が元慰安婦を利用して、数々の不正行為を繰り返してきたと伝えた。

これまで正義連は韓国において元慰安婦を支援する組織として、20年間にわたり、日本大使館の前で、雪の日も、雨の日も水曜集会を行い、慰安婦問題の唯一の代弁者の地位を築いてきた。その実績があって正義連は神聖な存在となり、これを批判することは許されなかった。しかし、次々と広がる不正疑惑で、正義連批判はもはや聖域ではなくなった。

そうした中で報じられているのが、北朝鮮とのつながりである。

元慰安婦支援団をめぐって疑惑が浮上している photo/getyimages
 

尹美香氏の夫、金三石(キム・サムソク)氏と妹の金銀周(キム・ウンジュ)氏の「兄妹スパイ事件」はひそかに語られてきた。これは、1993年、両名が国家保安法違反で国家安全企画部(現国家情報院)によって捕らえられ、懲役刑を言い渡されていたものであるが、2016年に再審を通じて一部無罪の判決を受け、民事訴訟を通じて2018年に1億8000万ウォンあまりの国家賠償も認められた。

他方、金三石氏と妹のスパイ容疑は2017年3月、最高裁によって「92年に日本で反国家団体である在日韓国民主統一連合(韓統連)議長らと会い、少なくない金品を受け取った」ことが認定され、一部有罪判決が確定し、北朝鮮のスパイ活動に関与したことが明らかとなった。2人の有罪判決は本来ならば注目を集めてもおかしくないニュースだが、韓国のメディアの扱いは小さかった。