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縫製職人も驚いた、ANAが「医療用ガウン製作」に成功した理由

現場を取材してわかった

120名の枠に応募殺到

ANA(全日本空輸)の客室乗務員(CA)が医療用ガウン製作に協力するというニュースが4月前半に駆け巡った。

一部誤った報道がなされていたが、実際には客室乗務員に限定しての政府からの要請ではなく、ANAホールディングスを中心としたANAグループ全体に対しての要請だった。ANAによると「異業種ではあるが、世界中の国の中が大変厳しい状況の中で、私どもで何か社会貢献ができないかというところで協力を申し出た」とのことだ。

4月中旬から医療用ガウン製作の準備が進められ、5月18日よりANAグループの訓練施設(トレーニングセンター)がある東京都大田区の「ANA Blue Base」で作業が開始。作業開始初日の5月18日に現地で取材してきたが、この日は約30名のANAグループのボランティア社員がミシンを使った作業や検品作業などを実施していた。

医療ガウンの製作が行われている「ANA Blue Base」
 

今回のガウン製作の立ち上げに尽力したANA企画部企画室の村田加奈子さんは、「CAだけでなく、パイロット、旅客スタッフ、グランドハンドリングスタッフ、運航管理を行うオペレーションスタッフ、そして間接部門である本社スタッフなど幅広く募集しましたが、志望動機に熱い想いが多く書かれていた」と話す。

今回、6月末までの予定でANA、ローカル路線を中心に運航するANAウイングス、羽田空港の地上業務を担っているANAエアポートサービスの3社を対象にボランティアを募集したところ、120名の応募に対して800名を超える応募があったという。倍率にして約7倍だ。