自分たちと人生を重ねる

子どもたちは、ここで激しく「葛藤」します。

お母さんは子育てが面倒くさいの? 遊びたいの? ひどいよ!
じゃあ、お母さんが改心して子育てするようになったとしよう――そんなアニメーションをここで挟みます。

すると、母子のもとへ大きなマグロがやってきます。さあ、どうなる?
「えぇー! 食べられちゃう!」
「お母さんが犠牲になるんじゃないの」
「それじゃあ、二人とも食べられちゃうじゃん」
なるほど。だから子育てしている場合じゃないね。そんなことしたら絶滅しちゃうよね。

スライドを共有しながら一緒にのめりこんでいく 写真提供/探究学舎

じゃあ、なぜイワシは絶滅していないの?
「卵をいっぱい産むから!」
どのくらい産んでいるの?

ここまでの展開はクイズ形式で、子どもたちは心がドライブした状態でどんどん解いていきます。
イワシは1匹が10万個もの卵を産む。でも、卵の時点で襲われる。じゃあ、稚魚になれるのは何匹?

どうすれば、イワシの母子が生き延びることができるのか。
子どもたちは、イワシの子どもたちになりきって、知恵を絞ってサバイバル術を考え、海という「地球上最も過酷な世界」を切り抜けていくのです。まさに、イワシという生き物の追体験がここで実現するのです。

ところどころにクイズ形式の問いを挟みながら「参加型」授業が行われている 写真提供/探究学舎