サーバートラブルの「災害」からデータを守る、クラウド時代の経営術

ヴィーム・ソフトウェア古館社長が語る
夏目 幸明 プロフィール

日本と世界標準の、感覚のズレ

日々感じているのは、保守的で、新しいものに拒否感を示しがちな日本の企業文化がどうすれば変わるのかということ。

例えば、新型コロナウイルス対策でも、韓国や中国では続々と便利なアプリが登場しています。これを見るたび、「なぜ日本では生まれないのか」と、危機感を覚えます。

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歴史的に見ても、日本発の新技術はあまり多くない。それならば、日本人が得意な「改良」「改善」を積極的に行い、利便性を高めたサービスを世界に売っていけばよいのです。日本語では挨拶の時「お変わりありませんか?」と聞きますよね。しかし英語では、「What's new?」「What's up?」―「何か新しいことは起きたかい?」と聞きます。

この違いは、実に興味深い。感覚の違いを少しずつ世界標準に近づければ、日本は今後さらなる発展に向かうと思うのです。(取材・文/夏目幸明)

古舘 正清(ふるだて・まさきよ)
'59年、東京都生まれ。'84年に慶應義塾大学を卒業し、日本アイ・ビー・エム入社、その後、日本マイクロソフト、レッドハット、F5ネットワークスジャパンを経て'17年にヴィーム・ソフトウェアの日本法人の執行役員社長に就任、以来現職。世界37万5000社超の顧客を持つ同社の日本戦略を統括

『週刊現代』2020年5月23・30日号より