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日本のGDP、2020年も2021年も「最悪のヤバい結果」になる…!

歴史的にほとんど起きない悪い数字へ…

「GDP速報値」のカラクリ

5月18日、2020年1月~3月期の実質GDPの速報値が発表されました。

GDPの成長率は年率換算で3.4%減という数字です。消費増税で経済が悪化した前回、2019年10~12月期が年率7.1%減でしたから、それと比べれば「コロナ自粛でも思ったよりも経済的な被害が少ない」と感じたかもしれませんがそうではありません。

それ以上にこういった数字を見て「どうか?」と聞かれても、「感覚的にわからないよ。専門家じゃないんだし」という読者の方が大半だと思います。そこでこの数字がどれくらい「悪い予感しかしない」数字なのか、この記事を読み終わる頃には誰でもGDPについて詳しくなれるように解説してみたいと思います。

GDPの速報値は便利な数字で、これが読みこなせるようになると「取引先が急に予算を絞ってきてプロジェクト打ち切りになりそうだ」とか「え、なんであの話、無しになったの」とか「なんか最近、お客さんがお金使わなくなってきたよな」みたいな現象が起きる前にその気配に気づくことができるようになります。その便利な数字についてお話ししましょう。

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GDPは「国の経済活動全部を合計したもの」で、最新の発表数値では一年間換算で525兆円です。それが前の四半期と比べてどれだけ増えたか、ないしは減ったかを表すのが成長率です。このGDPの成長率が今回3.4%減だと発表されたあの数字です。ではそれをどう読みこなすか解説します。

そもそもGDPについて知っておいたほうがいいことが二つあって、ひとつは「この数字が増えないと毎日が豊かな気がしない」ということ、そしてもうひとつは「日本のGDPはそんなに大きく増えたり減ったりしていない」ということです。