なぜ夢は付き合うことを頑なに拒否するのか

では、なぜ夢は社長と付き合うのを拒否するのか。一緒にいて楽しそうだし、楽しいと本人も言っている。キスもしたし、恋人同士のようなハグや首筋を触ったりするスキンシップもごく自然に受け入れる。2人で旅行にまで行く。なのに。

まるで恋人同士のようにソファでいちゃつく二人。社長が思わず、「誰とでもこうやって触れ合うの?」と聞くと、「触れ合わないよ」と夢は答えたが…〔PHOTO〕テラスハウス公式Facebookより

これがキャバ嬢なら、「手に入りそうで入らない」を維持するための常套手段と考えられるが、夢はキャバ嬢ではない。社長はいろいろおごってくれるとはいえ、常にガンガン押してくる相手をギリギリのところで止めて笑顔でキープし続けるのは、かなり消耗するはずだ。

なので、多くの女性は、ある程度の時間がたったところで、付き合うか断るかを決める。しかし、夢はそうしない。夢を一般的な女性の枠にはめて考えると、この謎は解けない。

夢は、ひとりに決めるのが嫌なのだと思う。少なくとも現時点では。

寄ってくる異性は山ほどいる。好意はありがたく受け取るが、仕事をもっと頑張りたいし(中国語を学んでいるのはアジア進出を狙っているからかもと推測)、縛られたくないし、まだ結婚するつもりもない。だから、これ以上の人は現れない、と感じるくらいの相手と出会うまでは、ひとりに決めたくないし、決めるメリットを感じない。夢はそう考えている気がする。

……お気づきだろうか。これは、「結婚なんてまだまだ先と考えているモテ男」のメンタリティである。というか、夢をそう捉えると、色々と合点がいく。