# 社会 # 新型コロナウイルス

9・11と3・11から読み解く「コロナ禍における人間の行動」

愛着説と経済説から
田島 寛 プロフィール

コロナと結婚

コロナは日本全土に及ぶ国家的問題だが、その被害状況から緊急事態宣言が出された7都道府県を中心に議論を進めていきたい。

ハリケーンヒューゴも9・11も3・11も被災地での結婚は増えた。しかし、今の日本では婚姻数は減少傾向にあり、18から35歳までの恋人がいる未婚男女も減少している。9

Photo by GettyImages
 

既に1ヵ月以上も外出の自粛が続いており、ズームを使った合コンも行われてはいるが、出会いが増えたとは考えにくい。コロナの収束後に若者が100%仕事に戻ることができればいいが、その保証もない。さらに、2017年度の結婚の届出の約半数は緊急事態宣言が出された7都道府県で出されている。10

コロナの早期収束は大切だが、このような状況を考えると、今年の婚姻数が前年度と比べて、増加するとは考えにくい。しかし、収束後はコロナ禍を機に結婚を決意したカップルや、式を延期したカップルで、挙式ラッシュが起こる可能性はある。だが、それが婚姻数の増加に寄与するかは今のところ判断しにくい。