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コロナ明けのカフェ業界、「スターバックスの一人勝ち」と言えるワケ

勝負は外出自粛前についていた?
永田 雅乙 プロフィール

マックやケンタッキーとの共通点

そして、カフェ業態では珍しく、スターバックスがロードサイド立地でのドライブスルー対応店舗を有する点も注目したい。

外出自粛宣言の間、宅配やデリバリーサービスに並び、「3密」を避けられるドライブスルーは再評価され、利用客の急増につながった。中でもドライブスルーの恩恵を受けたのは、業態は違うが、マクドナルドやケンタッキーなどのファストフードチェーンだろう。

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国内外問わず、両社のドライブスルー店舗では車の行列ができるほどだ。実際、4月の全店売上高は前年同月比で、マクドナルドが6.7%増、ケンタッキーが20.6%増と驚きの数字を達成している。スターバックスも、これに続く形で更に勢いづくことは容易に想像できる。

やはり、スターバックスはこの苦難からナチュラルに営業に戻れることが予測される。また、事前注文から店舗受け取りできる「アプリ注文」など、次なる準備も進んでいるという。前述の通り、直営主流のため、休業ダメージは大きいものの、これを乗り切った後は強いはずだ。

今のところ、今回のコロナショックによる「倒産」「身売り」などは大手カフェチェーンには起きる様子はない。その部分ではこれからの時代への変化・順応できる業態へのトライアンドエラーを恐れず、実行に移すことがスターバックス含め各社に期待されるところだ。