バフェットが明かした「航空株を売却した理由」と「コロナ後の投資術」

魅力的な案件が出てくれば…
「伝説の投資家」と呼ばれるウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK)の株主総会が開催された。コロナウイルスのパンデミックの影響は天才投資家をも直撃しており、バフェットが「航空株」をすべて売却したことが話題になっている。今回は異例のオンラインによるライブストリーミング配信で行われた株主総会で、バフェットはその売却劇の「真相」を明かした――。

40億ドル分の航空株をすべて売却した理由

最初の質問は、「バークシャー・ハサウェイは第1四半期に保有していた航空会社の株式を部分的に売却しましたが、4月に入ってから、航空株はどうしたのですか」というものでした。

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バークシャー・ハサウェイ(BRK)は、「デルタ航空(DAL)、アメリカン航空グループ(AAL)、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(UAL)、サウスウエスト航空(LUV)の株式を合計40億ドル分保有していたのですが、第1四半期に売却を始め4月に入って保有していた航空会社の株式は全部売却し終えた」と答えています。

 

バークシャーは、「保有株式のポジション調整のようなことはしない、つまり、保有するか、全く持たないかの選択しか行わない」と説明しました。「今回の新型コロナウイルスの影響で、ビジネスを一時的に止めなければならない業界があり、航空会社もそのうちの一つであり、これは自分たちにはどうすることもできない事であり、航空会社の株は売却するしかなかった」と答えています。

航空会社株の投資は間違いであったが、これは自分の責任である。但し、今回の件は、航空会社が悪い訳ではない」とも説明しています。

実は、バフェットさんは2003年の株主総会で、航空業界のことを「死の罠」だと呼んでいました。

そのバフェットさんが航空会社株に投資をしたのは2017年のことです。その理由として、航空会社は過去の過ちから教訓を学び、需要から正当できない大量の航空機の購入や、新規路線を増やすことでキャパシティの拡大はせず、規律を持って運営を行っているからだと説明しています。