テレワーク中に自宅で「ヤバいサイト」を見ている人が落ちるワナ

コロナで「闇の特需」が発生…
松岡 久蔵 プロフィール

富田氏の所属するサイバーディフェンス研究所は企業向けの研修を行っているが、一方的に講師が話す形式の研修は効果が低い。そのため、独自の方法論を取っているという。

 

「弊社では、研修の受講者に普通に生活していただき、そこへハッカーが実際に攻撃を仕掛けるというプログラムを実施しています。喫茶店でよくある無料Wi-Fiアクセスポイントの偽物を立ち上げ、ネットワークに接続させる、というような手法を使うわけです。残念ながら、大半の人は気づかないうちに個人情報を盗まれてしまいます。

在宅勤務にしても、社員がどのサイトにアクセスしたかを企業側がすべて把握することははっきりいって不可能ですから、『変なメールやサイトを開かない』『提供元がわからないWi-Fiは使わない』といった基本的なことを徹底するのが一番の対策です」

どんなに優れたテクノロジーも、人間が扱うものである以上、技術と心理の両面が重要になるのは至極当然といえる。テレワークで気が緩んだところを狙われないよう、このあたりで改めてセキュリティ意識を徹底したいものだ。