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テレワーク中に自宅で「ヤバいサイト」を見ている人が落ちるワナ

コロナで「闇の特需」が発生…

新型コロナウイルスの影響で、急速に拡大しているリモートワーク。しかし、急な外出自粛の中で一気に広まっただけに、サイバーセキュリティの専門家は「残念ながら、ハッカーたちは『コロナでカモが増えて、思わぬ書き入れ時がやってきた』と思っている」と警告する。

 

会議の資料が知らない間に…

「ねえ、この会議資料って参加者限りでしょ?取引先のウチにも回ってきたけど大丈夫?」

この3月、テレワークを導入したある大手商社で、情報漏洩が起こった。その企業に勤務する商社マンはこう話す。

「10人ほどが自宅からZOOMを使って会議に参加したんですが、そこで使った資料がなぜか外部に流出していたんです。幸い、その会議自体はそれほど重要な内容が話し合われていたわけではなかったのですが、顔ぶれからしても、誰かが故意に流すとは思えない。しかも、あえて社外に漏らすメリットのない資料でしたから、なおさらルートがわからなかった。この事案で、やはりオンライン会議には気を付けないといけないと再確認しました」

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在宅勤務でテレビ会議アプリの需要が増えたことで、米IT企業が運営する「ZOOM」が世界的に一躍注目され、登録利用者が3月に約2億人まで急増した。利用規模はコロナ感染拡大前の20倍以上に拡大したが、パスワード設定のない会議に潜入され、内容や社員IDが盗まれるといった事例も続発した。

ZOOMの運営企業は4月に入り、暗号化技術の企業を買収することでセキュリティの強化を図ろうとしている。しかし、ある程度の防御策が講じられていることが多い会社のネットワークと違い、個人の自宅のネット環境は脆弱でスキが多い。