今度はオゾン発生器? 消えない「コロナ便乗商法」に要注意

大学の研究成果を利用したものも多数
鷲尾 香一 プロフィール

「あおさのり」も問題になったばかり

それでも、こうした研究結果の発表文を巧みに利用して、新型コロナウイルス対策に便乗するものは後を絶たない。

今年2月には、中部大学が「あおさのりにヒトコロナウイルスの抗体を増やす効果があることが判明した」との研究結果を公表したところ、スーパーマーケットの店頭からあおさのりが売り切れ、ネット通販サイトではあおさのりの出品数が急増、「新型コロナウイルス対策」と銘打ち、高額で転売する者まで現れる事態を引き起こした。

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だが、同大の研究は、「A型インフルエンザウイルス」を対象に行われたものであり、「新型コロナウイルス」を対象にしたものではなく、あおさの新型コロナウイルスに対する効果は一切実証されていなかった。

「あおさのりにヒトコロナウイルスの抗体を増やす効果がある」と発表したのは “功を焦った” ためだったのか、同大は騒ぎが大きくなると「意図した内容と違う捉え方をされ、反響が大きくなってしまっている」とし、発表文をホームページ上から削除。その後も一切の説明は行われていない。

「新型コロナウイルス対策」は今や “最強の謳い文句” だろう。大学や研究機関などは研究結果の発表にあたって、便乗商法に利用されることがないよう、抑制的な発表の仕方を心掛ける必要がある。また、消費者も安易に謳い文句に踊らされて商品の購入に走らないように、十分な注意が必要だ。

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