オルチャンマスクの「黒」

白以外のマスクが普及するひとつのきっかけは、韓国発オルチャンファッションの流行だったのではないでしょうか。2018年頃から、韓国芸能人たちが黒のマスクをつけるようになり、オルチャンファッション、オルチャンメイクなどと一緒に、日本でも若い世代を中心に黒いマスクが受け入れられるようになりました。オルチャンマスクをひとつのきかっけに、マスクのファッション性が広がっていきます。

たとえば、ポリウレタン素材を採用した花粉用マスク「PITTA MASK(ピッタ・マスク)」は、洋服を選ぶときのように、もっとマスクを楽しんでほしいというコンセプトを掲げ、グレー、ネイビー、カーキ、パステルカラーなど、これまでのマスクになかったカラーバリエーションを展開しています。

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さらに、女性用カラーマスクの「SMALL PASTEL(スモールパステル:サーモンピンク、ラベンダー、ベイビーピンク)」「SMALL CHIC(スモールシック:ライトグレー、ホワイト、ソフトベージュ)」や、キッズサイズの「KIDS COOL(キッズクール:ブルー、グレー、イエローグリーン)」「KIDS SWEET(キッズスイート:ピンク、イエロー、サックスブルー)」というように、配色イメージを活用した3色アソートパックもラインナップしています。

使い捨ての不織布マスクに比べると高価格ですが、3回洗ってもフィルター性能は花粉99%カットを保てるとうたっており、経済性や環境への配慮も感じられます。生活者が求める品質と色の新しさが響き合い、ヒット商品となったのではないでしょうか。