「コロナ後」の韓国、文在寅がまたまた「日韓対立」を過熱させそうなワケ

韓国に波紋を広げる「元慰安婦の告発」
武藤 正敏 プロフィール

韓国の新聞が暴いた「実体」

李容洙さんの告発が出た後、保守系の新聞は、次々に正義連の実体を暴いていった。その一例を以下、紹介しよう。

「正義連は、国税庁に極めて杜撰な会計報告を行い、その内容には数々の疑問があるが支出の詳細を明らかにしようとしていない」
「国庫補助金を受け取りながら、そのうちの多くの金額を申告せず隠している」
「受け取った寄付金のうち慰安婦に支給されたのはごく一部分に過ぎない」
「正義連前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)氏は、個人口座で寄付を受け取り、それを娘の米国留学資金に使った疑いがある」
「現代重工業から受けた寄付金で住居を購入し、慰安婦に提供することなく正義連の活動家がペンション代わりに使っており、尹元理事長の父親を管理人として住まわせ、管理費まで支払っていたが、李氏の告発後、買値より大幅に安い金額で売却した」……

こうした疑惑は、正義連が慰安婦を支援する組織であるのか、自身の政治活動のために慰安婦を利用しているだけなのか疑問を提起している。

 

しかし、尹氏はじめ正義連の反応は、「李容洙さんは高齢で記憶が歪曲された部分がある」(正義連)、「(この状況を見て)6か月間、家族や知人たちの息づかいまで暴きたてられたチョ国前法務部長官を思いだす」(尹氏)「世界のどの非政府組織が活動内容を一つ一つ公開して明らかにしているだろうか」(正義連)と開き直っているだけであり、疑問を払しょくする回答は一切ない。

おそらく疑問を払拭することができないからであろう。