介護度「認定調査」の中身

母は認知度が低く、足元もおぼつかなかったため、元の住所地で要介護2になっていた。その後、母の認知度は一進一退というより、じわじわと低下の一途をたどっていた。脳血管性の認知症はアルツハイマーと異なり、くい止めればなんとかなると考えていたのだが、事はそう簡単ではなかったのだ。

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そして認定調査。調査員の女性は、自治体が業務委託した社会福祉法人から来た女性だった。質問の応答、立ったり、手を伸ばしたり、一連の調査項目を順々に進める。 決まり事をぜんぶ済ませて、担当者は言う。

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「今までとあまり変化ないようですね。できなくなっていることが増えているし、見た感じも要介護2かそれ以上のレベルに見えるんですが」

もちろん、もちろん。
「でも」と、声を低めて彼女は続けた。

「ここ(自治体)は、よそに比べて審査がシビアだといわれてますから、どうなるか……」

 ふーん、そうなんだ。
このときはさほど気にしていなかったのだが、この後、呆れるような結果が出た。